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植物図鑑

ラベンダーの育て方・栽培方法

Lavandulaシソ科ラベンダー属

公開日 2025年7月10日最終更新 2026年8月30日出典 5件

ラベンダーの写真
写真: User:Fir0002 / GFDL 1.2

ラベンダー(学名: Lavandula)は、シソ科ラベンダー属に分類される植物です。栽培難易度は5段階中3(ふつう)、日照は日当たりと風通しのよい場所です。

この植物のポイント

  • 栽培難易度
    ふつう
  • 日照日当たりと風通しのよい場所
  • 水やり朝に用土が乾いていたらたっぷりと水やり。夏は過湿に注意し、開花中は水切れに注意。鉢植えは長雨時に軒下へ移動。
  • 耐寒性普通(系統によって異なる)

ラベンダーとは

ラベンダーは鮮やかな紫色と心地よい香りが魅力のハーブです。木本性ですが、草花として扱われることが多く、花壇の植え込みやコンテナ栽培などで楽しまれています。北海道富良野のラベンダー畑ほどの大規模な花園は難しいものの、一面に群生させると美しい景観を作ります。

多くの系統(品種群)があり、花の美しさと香りの良さで特にイングリッシュラベンダー(コモンラベンダー)が優れています。イングリッシュラベンダーは寒さに強い反面、高温多湿に弱く、暖地での夏越しは難しいです。コモンラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種であるラバンディンは比較的暑さに強く、花と香りも優れているため暖地向きです。

その他、薄紫色の苞がリボンのように目立つフレンチラベンダー(ストエカスラベンダー)や、暖地で冬も開花する四季咲き性のデンタータラベンダーなどもあります。耐寒性・耐暑性は系統によって大きく異なるため、育てる環境に合わせて品種選びが重要です。育て方のカレンダーはイングリッシュラベンダーの適期を基準としています。

主な用途:観賞用、香りを楽しむハーブとして利用される。常緑性で庭やコンテナ栽培に適する

特徴

ラベンダーの特徴
形態低木
草丈20~130cm
花色紫、白、ピンク
開花期4月~7月(四季咲き性の系統もある)
原産地地中海沿岸

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よくある質問

ラベンダーの栽培はむずかしいですか?
ラベンダーの栽培難易度は5段階中3(ふつう)です。
ラベンダーはどんな場所で育てるとよいですか?
ラベンダーの日当たりは日当たりと風通しのよい場所です。
ラベンダーの水やりはどのくらいの頻度で行いますか?
朝に用土が乾いていたらたっぷりと水やり。夏は過湿に注意し、開花中は水切れに注意。鉢植えは長雨時に軒下へ移動。
ラベンダーは寒さに強いですか?
ラベンダーの耐寒性は普通(系統によって異なる)です。
ラベンダーに適した土は何ですか?
水はけがよく、水もち・肥料もちのよい用土。腐葉土4:赤玉土中粒3:日向土小粒2:パーライト1の混合土に少量の苦土石灰を加える。酸性土壌を嫌うため苦土石灰やもみ殻くん炭を加える。
ラベンダーの植え付け・種まきの時期はいつですか?
庭植えは水はけをよくするため深く耕し高植えにする。鉢植えは5~6号鉢程度を使用し、大きすぎる鉢は過湿の原因となる。植えつけは春と秋に可能。高温多湿が苦手なイングリッシュラベンダーやラバンディンは秋植えが夏越しに適する。

栽培のポイント

ラベンダーの栽培条件
栽培難易度
ふつう

5段階の目安です。★が多いほど手がかかります。

日照条件日当たりと風通しのよい場所
土質条件水はけがよく、水もち・肥料もちのよい用土。腐葉土4:赤玉土中粒3:日向土小粒2:パーライト1の混合土に少量の苦土石灰を加える。酸性土壌を嫌うため苦土石灰やもみ殻くん炭を加える。
水やり条件朝に用土が乾いていたらたっぷりと水やり。夏は過湿に注意し、開花中は水切れに注意。鉢植えは長雨時に軒下へ移動。
耐寒性普通(系統によって異なる)
耐暑性普通(系統によって異なる)

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お手入れの方法

ラベンダーのお手入れ方法
水やり朝に用土が乾いていたらたっぷりと水やり。葉が柔らかく垂れ下がったら水やりのタイミング。夏は過湿に注意し、開花中は水切れを避ける。鉢植えは長雨時に軒下へ移動。
植え付け庭植えは水はけをよくするため深く耕し高植えにする。鉢植えは5~6号鉢程度を使用し、大きすぎる鉢は過湿の原因となる。植えつけは春と秋に可能。高温多湿が苦手なイングリッシュラベンダーやラバンディンは秋植えが夏越しに適する。
施肥植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を施す。庭植えは春の芽が伸びる頃に追肥。鉢植えは夏と冬以外の生育旺盛な時期に追肥。
剪定花穂の収穫は二分咲きから満開時に葉を4~8枚つけて切る。花を収穫しない場合も株の消耗を避けるため早めに花を刈り取る。剪定は収穫兼ねて花後に草丈の半分くらいの位置で半球状に刈り取る。葉のついている茎部分を残す。大株は枝すかしをして風通しを良くする。
病害虫対策主な害虫はアブラムシとハダニ。4~5月に発生しやすい。適用のある殺虫剤で駆除。病害虫被害はほとんど見られない。

育て方のコツ

日当たりと風通しの良い場所で育てることが重要。高温多湿に弱い系統は西日の当たらない場所を選び、土壌改良で水はけを良くする。植えつけは春と秋が適期で、秋植えは夏越ししやすい。

さし木で増やす場合は春に枝先を10cmほど切り赤玉土や日向土に挿す。花穂は二分咲きから満開時に葉を4~8枚つけて収穫し、株の消耗を避けるため早めの刈り取りが望ましい。剪定は花後に草丈の半分程度で半球状に行い、枝すかしで風通しを良くする。

害虫はアブラムシとハダニが主で、発生時は適切な殺虫剤で対処する。

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月別の管理カレンダー

1年を通したラベンダーの作業の目安です。地域や生育環境によって 前後します。月をえらぶと、その月に作業があるほかの植物も見られます。

  1. 1月特に作業なし
  2. 2月剪定(遅霜のリスクが少ない地域で)、肥料(鉢植え・庭植え)
  3. 3月肥料(鉢植え・庭植え)、植え替え(鉢植え)、土壌の改善
  4. 4月開花期開始、植えつけ(新苗の定植)、植え替え(鉢植え)
  5. 5月開花期、花がら摘み(花後の剪定)
  6. 6月花がら摘み、乾燥気味の管理、病害虫チェック
  7. 7月乾燥管理、必要に応じて軽い剪定
  8. 8月特に作業なし
  9. 9月剪定(夏の終わりに軽く切り戻し)、肥料(控えめに)
  10. 10月植えつけ(適温地域での秋植え)、植え替え(鉢植え)、肥料(控えめに)
  11. 11月〜12月特に作業なし

みんなのラベンダー栽培体験

以下は、実際にラベンダーを育てた4件のブログ記録をもとに、他の栽培者の体験をテーマ別にまとめたものです。他の栽培者のブログや記録から集めた声で、当サイト自身の栽培体験ではありません。

種まき・発芽

種から育てる場合は発芽までに時間がかかり、栽培の流れも長期戦になる傾向が示されています。

水やり・土

水の与えすぎによる根腐れを避けつつ、乾いたらしっかり水を与えるという管理が共通して意識されています。土質については地中海原産の性質と日本の気候の違いが指摘されています。

生育・肥料

日当たりや風通しの確保、株間の広さなど、生育環境づくりに関する情報が共有されています。

失敗と対策

水管理や気候の違いによる枯死、寒さでの失敗例が見られ、対策として鉢上げや剪定などが試みられています。

品種・その他

品種によって香りの強さや耐寒性、増やし方に違いがあることが紹介されています。

4件の記録からは、水やりと土の管理、日当たりや風通しの確保、気候による失敗とその対策、品種ごとの性質の違いなど、栽培者それぞれの試行錯誤の様子がうかがえました。

くわしい情報

栽培情報は発信元によって前提が異なります。国内・海外それぞれの 情報を、出典を明示したまま分けて掲載しています。

国内の栽培情報

栽培方法

項目詳細
種まき方法晴天が続くタイミングで植え付ける。鉢植えの場合は鉢底石を敷く。
水やり過湿を嫌うため、水やりは控えめに。土の表面が乾いてから与える。

栽培環境

項目詳細
日当たり日当たりの良い場所が必須。風通しの良い場所が望ましい。
土壌水はけの良い土壌を好む。庭植えの場合は土壌改良が重要。
温度夜間の室温が10度以下にならないよう注意。寒さに弱い。
置き場所高温多湿に弱いため、西日の強い場所は避ける。

季節管理

季節管理内容
春晴天が続く時期を選び、植え付けを行う。
夏夜間の寒さ対策として、室内の暖かい場所に移動させる。
冬夜間の寒さが厳しい季節は、窓辺から室内中央へ移動させる。

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点過湿による根腐れを防ぐため、水はけの良い環境を整えること。
トラブル対処夜間の低温対策として、室内の暖かい場所に移動させるか、覆いをかける。
コツ西日の当たらない風通しの良い場所を選ぶ。

補足情報

項目詳細
植物特性高温多湿に弱く、寒さに敏感。

このまとめの出典

海外の栽培情報

海外の資料をもとにした情報です。気候・品種・栽培目的が 日本国内と異なる場合があるため、上の国内情報とあわせて ご確認ください。

栽培方法

項目詳細
水やり成熟した植物は乾燥に強い。湿度の高い地域では根腐れに注意。
施肥ほとんどまたは全く施肥を必要としない。肥沃な土壌では葉が多くなるが精油は少なくなる。
剪定春に剪定するのが最適。秋の剪定は避ける。10年程度で植え替えが望ましい。
繁殖方法種子は14~28日で発芽。成熟は2~3年で高さ30~90cmになる。多くの種は自家受粉可能。

栽培環境

項目詳細
日光日当たりの良い場所を好む。非常に日当たりの良い暖かい場所が最適。
土壌水はけの良い中性からアルカリ性の土壌を好む。軽く暖かく乾燥した砂質土壌が適する。石灰質土壌で香りが特に良くなる。肥沃すぎる土壌は避ける。pHは6~8が適当。
温度耐寒温度は-10~-15℃。
湿度乾燥を好む。湿度が高いと根腐れの原因になる。オーガニックマルチは湿気をためるため避ける。砂利などの排水性の良い材料が望ましい。

季節管理

季節管理内容
春剪定を行う。新芽の成長を促す。
夏花が満開になる時期。収穫は中~晩夏に行う。
秋剪定は避ける。新芽が寒さに弱いため。
冬-10~-15℃まで耐寒性があるが、過湿に注意。

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点肥沃すぎる土壌は精油の減少を招く。湿度が高いと根腐れが起こりやすい。剪定は春に行い、秋の剪定は避ける。10年程度で植え替えが望ましい。塩風にも非常に強い。

このまとめの出典

出典

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