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植物図鑑

ユリ(百合)の育て方・栽培方法

Liliumユリ科ユリ属

公開日 2026年4月22日最終更新 2026年8月30日出典 5

ユリ(百合)の写真
写真: Stan Shebs / CC BY-SA 3.0

ユリ(百合)(学名: Lilium)は、ユリ科ユリ属に分類される植物です。栽培難易度は5段階中2(やさしい)です。このページでは、ユリ(百合)の特徴・よくある質問・栽培のポイント・お手入れの方法・月別の管理カレンダーなどを、出典を明示してまとめています。

この植物のポイント

  • 栽培難易度
    やさしい
  • 日照テッポウユリ系やスカシユリ系、ヒメユリなど葉の細いユリは日当たりを好み、オリエンタル系やヒメサユリなど葉の広いユリは明るい半日陰を好む。梅雨明け以降は直射日光を避け、涼しい環境が望ましい。風通しの良い場所を好む。
  • 水やり球根植えつけ時に水やりを行い、その後庭植えは雨に任せる。鉢植えは土表面が乾いたらたっぷり水やりし、花後も葉が枯れるまで水切れに注意する。
  • 耐寒性強い
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特徴

ユリ(百合)の特徴
形態多年草
草丈50~200cm
花色白, 赤, ピンク, オレンジ, 黄, 複色
開花期5月下旬~6月上旬(スカシユリ系)、6月中・下旬(テッポウユリ)、7月中・下旬(オリエンタル系)
原産地北半球の温帯地域

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よくある質問

ユリ(百合)は何科の植物ですか?
ユリ(百合)はユリ科(ユリ属)に分類される植物です。
ユリ(百合)の栽培はむずかしいですか?
ユリ(百合)の栽培難易度は「2.0」です。
ユリ(百合)はどんな場所で育てるとよいですか?
ユリ(百合)の日当たりは「テッポウユリ系やスカシユリ系、ヒメユリなど葉の細いユリは日当たりを好み、オリエンタル系やヒメサユリなど葉の広いユリは明るい半日陰を好む。梅雨明け以降は直射日光を避け、涼しい環境が望ましい。風通しの良い場所を好む」です。
ユリ(百合)の水やりはどのくらいの頻度で行いますか?
ユリ(百合)の水やりは「球根植えつけ時に水やりを行い、その後庭植えは雨に任せる。鉢植えは土表面が乾いたらたっぷり水やりし、花後も葉が枯れるまで水切れに注意する」です。
ユリ(百合)は寒さに強いですか?
ユリ(百合)の耐寒性は「強い」です。
ユリ(百合)に適した土は何ですか?
ユリ(百合)の土は「水はけが良く通気性に富み、適度な保水性のある土壌を好む。排水の悪い場所は盛り土やレイズドベッドを作る。鉢植えは砂質土壌と腐植質を調合し、野生種は鹿沼土や日向砂、桐生砂を多めに混ぜる。園芸品種は市販の草花用培養土で可」です。

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栽培のポイント

ユリ(百合)の栽培条件
栽培難易度
やさしい

5段階の目安です。★が多いほど手がかかります

日照条件テッポウユリ系やスカシユリ系、ヒメユリなど葉の細いユリは日当たりを好み、オリエンタル系やヒメサユリなど葉の広いユリは明るい半日陰を好む。梅雨明け以降は直射日光を避け、涼しい環境が望ましい。風通しの良い場所を好む。
土質条件水はけが良く通気性に富み、適度な保水性のある土壌を好む。排水の悪い場所は盛り土やレイズドベッドを作る。鉢植えは砂質土壌と腐植質を調合し、野生種は鹿沼土や日向砂、桐生砂を多めに混ぜる。園芸品種は市販の草花用培養土で可。
水やり条件球根植えつけ時に水やりを行い、その後庭植えは雨に任せる。鉢植えは土表面が乾いたらたっぷり水やりし、花後も葉が枯れるまで水切れに注意する。
耐寒性強い
耐暑性普通

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お手入れの方法

ユリ(百合)のお手入れ方法
水やり植えつけ時に水やりを行い、その後は庭植えは雨に任せる。鉢植えは土表面が乾いたらたっぷり水やりし、花後も葉が枯れるまで水切れに注意する。
植え付け植えつけ適期は10月から11月。庭植えは土壌を深さ30cm以上よく耕し、球根の高さの1.5~2倍の深さに植える。2~3年は植え替え不要。鉢植えは球根直径の約3倍の直径で深さのある鉢を選び、鉢底石を多めに敷き球根1個分の深さに植える。上根を十分に張らせることが重要で、毎年植え替える。
施肥庭植えは緩効性化成肥料を1㎡当たり100g、鉢植えは用土1リットル当たり2gを元肥として施す。生育期間中は2週間に1回程度液体肥料を施す。
剪定花がら摘みは終わった花だけを摘み、葉は残す。
病害虫対策病気は球根腐敗病、青かび病、葉枯病、ウイルス病がある。球根腐敗病は葉の緑色が薄くなり暗紫色に変色し枯死。青かび病は貯蔵中の球根に茶色斑点が現れ腐敗。葉枯病は湿度が高い時期に葉や蕾に白っぽい斑点ができ茶色に変色し広がる。ウイルス病は葉に緑色の濃淡の筋や縮れ、萎縮が現れ発病株は抜き取り処分。害虫はワタアブラムシで、茎が伸び始める頃から若葉や蕾に多く発生。植えつけ時に浸透移行性殺虫剤の粒剤を施用すると予防になる。

月別の管理カレンダー

1年を通したユリ(百合)の作業の目安です。地域や生育環境によって 前後します。月をえらぶと、その月に作業があるほかの植物も見られます。

  1. 1月特に作業なし
  2. 2月球根の植え付け準備、肥料(緩効性肥料)
  3. 3月植え付け、肥料(追肥)
  4. 4月肥料(追肥)、土壌の管理、病害虫のチェック
  5. 5月開花期、肥料(液体肥料など)、支柱立て
  6. 6月開花期、肥料(液体肥料など)、花がら摘み
  7. 7月開花終了、花がら摘み、肥料控えめ
  8. 8月葉の管理、病害虫のチェック、肥料控えめ
  9. 9月葉の黄変開始、肥料停止、球根の休眠準備
  10. 10月植え替え、球根の掘り上げ(寒冷地)、肥料停止
  11. 11月〜12月特に作業なし

くわしい情報

栽培情報は発信元によって前提が異なります。国内・海外それぞれの 情報を、出典を明示したまま分けて掲載しています。

国内の栽培情報

栽培方法

項目詳細
種まき時期10月から11月が最適。
種まき方法庭植えの場合:土壌を深さ30cm以上よく耕し、球根は高さの1.5~2倍の深さに植え付ける。鉢植えの場合:直径は球根の大きさに合わせて選ぶ。
水やり球根が乾燥しないよう適度な水やりが必要。
肥料植え付け前に土壌改良や元肥を施すことが望ましい。
剪定花が終わったら早めに摘み取り、葉や茎を残すように花の付け根から切り取る。秋に葉が枯れたら地際から茎を切る。

栽培環境

項目詳細
日当たり日当たりの良い場所を好む。
土壌深く耕し、水はけの良い土壌が適している。
温度冬の寒さに耐える品種が多い。

季節管理

季節管理内容
植え付け適期。土壌を深く耕し、球根を適切な深さに植える。花がらを早めに摘み取る。葉が枯れたら地際から茎を切る。
寒さに耐えるためマルチングなど保護を行う場合もある。

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点花がらを早めに摘み取ることで株の負担を減らし、次の花芽形成を促す。葉や茎を残すことで球根に栄養を蓄えやすくする。
トラブル対処植え替えは2~3年に一度でよく、頻繁に掘り返すと球根を傷める恐れがある。
コツ植え付け時は土を深く耕し、球根の高さの1.5~2倍の深さに植えること。球根同士は約3個分の間隔を空ける。

このまとめの出典

海外の栽培情報

海外の資料をもとにした情報です。気候・品種・栽培目的が 日本国内と異なる場合があるため、上の国内情報とあわせて ご確認ください。

栽培方法

項目詳細
植え付け時期休眠期に植える。
植え付け方法球根は葉腐葉土で覆い、球根の高さの2.5倍の深さに植える(Lilium candidumは表面に植える)。球根は浅植えが望ましい。
水やり生育期に水やりを行う。
繁殖方法球根の基部にできる小球根で繁殖。小球根は開花まで3~5年かかる。

栽培環境

項目詳細
日光日当たりまたは半日陰を好む。森林のような環境が適している。
土壌葉腐葉土を多く含む湿り気があり、水はけの良い肥沃な土壌。pHは約6.5が適当。
温度休眠期は約-10℃まで耐寒性があるが、早春の若芽は霜害を受けやすい。

季節管理

季節管理内容
早春に若芽が出るため霜害に注意。
休眠期で耐寒性があるが、若芽の霜害に注意。

注意点・トラブル対処

項目詳細
病害虫ナメクジ、ネズミ、モグラに球根が食害されやすいため保護が必要。ウサギの被害は少ない。
注意点球根は単年性で開花後に枯れるが、小球根で更新可能。球根は深植えしすぎないこと。

このまとめの出典

出典

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