トウヒの仲間の育て方・栽培方法
マツ科トウヒ属
トウヒの仲間は、マツ科トウヒ属に分類される植物です。栽培難易度は5段階中2(やさしい)です。
この植物のポイント
- 栽培難易度やさしい
- 日照耐寒性が強く涼しい気候を好む。暖地の平野部でも栽培可能だが、夏に気温が高くなる地域では適湿で水はけの良い場所を選ぶ。
- 水やり鉢植えや植え付け後2年未満の庭植えは土の表面が乾いたらたっぷり水を与える。庭植えで2年以上経過した株は水やり不要。夏は鉢植えで土が乾いたら水やりを行う。
- 耐寒性強い
トウヒの仲間とは
トウヒの仲間は北半球に広く分布し、日本にもエゾマツ、アカエゾマツ、ハリモミ、マツハダほか7種が自生しています。常緑性の針葉高木で、自然樹形でも整った円錐形になります。品種により葉色の違いや、生育速度の遅いもの、矮性のもの、ほふく性のものなど観賞価値の高い園芸品種も数多くあります。
クリスマスに飾るモミの木(モミ属)とよく似ていますが、トウヒ属は熟した球果が枝から下垂し、モミ属の球果は枝の上に立ち上がります。日本でクリスマスツリーとしてよく利用されているのはトウヒ属のヨーロッパトウヒ(ドイツトウヒ)です。
主な用途:観賞用(クリスマスツリーとして特にヨーロッパトウヒが利用される)、カラーリーフとしての利用
特徴
| 形態 | 低木,高木 |
|---|---|
| 草丈 | 30m |
| 原産地 | 主に北半球 |
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よくある質問
- トウヒの仲間の栽培はむずかしいですか?
- トウヒの仲間の栽培難易度は5段階中2(やさしい)です。
- トウヒの仲間はどんな場所で育てるとよいですか?
- 耐寒性が強く涼しい気候を好む。暖地の平野部でも栽培可能だが、夏に気温が高くなる地域では適湿で水はけの良い場所を選ぶ。
- トウヒの仲間の水やりはどのくらいの頻度で行いますか?
- 鉢植えや植え付け後2年未満の庭植えは土の表面が乾いたらたっぷり水を与える。庭植えで2年以上経過した株は水やり不要。夏は鉢植えで土が乾いたら水やりを行う。
- トウヒの仲間は寒さに強いですか?
- 強い。
- トウヒの仲間に適した土は何ですか?
- 水はけが良く有機物の多い土壌。赤玉土(中粒)2に完熟腐葉土または樹皮堆肥1の割合で混ぜた土が適する。
- トウヒの仲間の植え付け・種まきの時期はいつですか?
- 庭植え・鉢植えともに適期は2月から4月中旬。移植もこの時期に行う。ポット苗は根を切らずに植え付け可能で時期を選ばない。植え穴や鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れる。庭植えは植え穴を深めに耕し、堆肥や腐葉土を多めに混ぜる。水はけが悪い場所は盛り土して高植えにする。
栽培のポイント
| 栽培難易度 | やさしい 5段階の目安です。★が多いほど手がかかります。 |
|---|---|
| 日照条件 | 耐寒性が強く涼しい気候を好む。暖地の平野部でも栽培可能だが、夏に気温が高くなる地域では適湿で水はけの良い場所を選ぶ。 |
| 土質条件 | 水はけが良く有機物の多い土壌。赤玉土(中粒)2に完熟腐葉土または樹皮堆肥1の割合で混ぜた土が適する。 |
| 水やり条件 | 鉢植えや植え付け後2年未満の庭植えは土の表面が乾いたらたっぷり水を与える。庭植えで2年以上経過した株は水やり不要。夏は鉢植えで土が乾いたら水やりを行う。 |
| 耐寒性 | 強い |
| 耐暑性 | 普通 |
お手入れの方法
| 水やり | 鉢植えや植え付け後2年未満の庭植えは土の表面が乾いたらたっぷり水やり。庭植えで2年以上経過した株は基本的に水やり不要。夏は鉢植えで土が乾いたら水を与える。 |
|---|---|
| 植え付け | 庭植え・鉢植えともに適期は2月から4月中旬。移植もこの時期に行う。ポット苗は根を切らずに植え付け可能で時期を選ばない。植え穴や鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れる。庭植えは植え穴を深めに耕し、堆肥や腐葉土を多めに混ぜる。水はけが悪い場所は盛り土して高植えにする。 |
| 施肥 | 庭植えは1月に有機質肥料を寒肥として株元周辺に埋める。鉢植えは3月に化成肥料を追肥する。 |
| 剪定 | 11月から3月に樹液の流れが緩慢になる時期に、樹形を乱す枝を切り戻すか間引くように剪定する。 |
| 病害虫対策 | 病気は特にない。害虫はハマキムシで、針葉を糸で束ねて巣を作り食害するため、見つけ次第捕殺する。種類によっては枝や幹に食入することもある。幼虫は樹上で越冬するため、葉が密生する品種は古い葉を取り除く。 |
育て方のコツ
耐寒性が強く涼しい気候を好むため、夏の高温地域では水はけと適湿に注意する。大きく育つ品種は生育後の大きさを考慮し十分なスペースを確保する。タネまきは9月から10月に行い、寒冷地では採取したタネを冷蔵保存し翌年5月にまく。
つぎ木は2月から3月に行い、台木は1か月前から暖かい場所で休眠から目覚めさせる。剪定は樹液の流れが緩慢になる11月から3月に行う。害虫のハマキムシは早期発見し捕殺、密生した古い葉の除去が有効。
月別の管理カレンダー
1年を通したトウヒの仲間の作業の目安です。地域や生育環境によって 前後します。月をえらぶと、その月に作業があるほかの植物も見られます。
くわしい情報
栽培情報は発信元によって前提が異なります。国内・海外それぞれの 情報を、出典を明示したまま分けて掲載しています。
国内の栽培情報
栽培方法
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 種まき時期 | 春または秋が適している。 |
| 種まき方法 | カナダトウヒ(ピセアグラウカ コニカ)は7号ルートバッグ苗での植え付けが一般的。根鉢を崩さずに植え付ける。 |
| 水やり | 植え付け直後は土壌が乾燥しないように十分に水やりを行う。特に夏季の乾燥期は定期的な水やりが必要。 |
| 肥料 | 成長期(春から初夏)に緩効性肥料を与える。過剰な肥料は避け、特に窒素分が多すぎると徒長しやすい。 |
| 剪定 | 早春か秋に軽い剪定を行う。強剪定は避け、枯れ枝や乱れた枝を取り除く程度に留める。 |
栽培環境
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 日当たり | 日当たりの良い場所を好む。半日陰でも育つが、日照不足になると樹形が乱れやすい。 |
| 土壌 | 水はけの良い肥沃な土壌が適している。酸性から中性の土壌を好むが、過湿は根腐れの原因となるため避ける。 |
| 温度 | 寒冷地にも強く、耐寒性が高い。冬季の寒さには比較的強いが、極端な乾燥や強風には注意が必要。 |
季節管理
| 季節 | 管理内容 |
|---|---|
| 春 | 新芽の成長期。肥料を与え、剪定は軽く行う。植え付け適期。 |
| 夏 | 水やりを十分に行い、乾燥を防ぐ。強い直射日光による葉焼けに注意。 |
| 秋 | 成長が緩やかになるため、剪定は軽めに。冬に備えて水やりを行う。 |
注意点・トラブル対処
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 注意点 | 過湿により根腐れを起こしやすいため、排水性の良い土壌を選び、植え付け後の水やりは適切に管理する。 |
| トラブル対処 | 冬季の乾燥風による葉の枯れを防ぐため、冬前に十分な水やりを行い、必要に応じて防風ネットを設置する。 |
| コツ | 特に記載はないが、一般的に針葉樹の害虫(アブラムシ、カイガラムシなど)に注意し、発生時は早期に対処する。 |
このまとめの出典
出典
- shuminoengei.jp国内トウヒの仲間の種類(原種、品種)|植物図鑑|みんなの趣味の ...育て方・栽培方法 ... 奈良県で庭のデザイン、施工、管理を行うタカトリ園芸を経営。コニファー、花木、小果樹の利用を提案し、園芸番組への出演や、講習会、新聞、園芸誌へ ...
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