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植物図鑑

トックリランの育て方・栽培方法

Nolina recurvataキジカクシ科(クサスギカズラ科)トックリラン属(ノリナ属)

公開日 2025年7月10日最終更新 2026年8月30日出典 5件

トックリランの写真
写真: Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

トックリラン(学名: Nolina recurvata)は、キジカクシ科(クサスギカズラ科)トックリラン属(ノリナ属)に分類される植物です。栽培難易度は5段階中1(とてもやさしい)です。

この植物のポイント

  • 栽培難易度
    とてもやさしい
  • 日照年間を通して日光によく当てる。光線が弱すぎると葉が徒長し、基部がよくふくらまない。
  • 水やり年間を通して鉢土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与える。
  • 耐寒性強い

トックリランとは

トックリランはユニークな草姿が魅力の観葉植物で、株の基部が肥大してとっくり(徳利)状になっているのが特徴です。とっくり状の部分には乾燥に耐えるために水をためています。一般に流通している種類はトックリラン(Nolina recurvata)でしたが、近年はノリナ・グアテマレンシス(N. guatemalensis)が多く見られ、トックリラン自体は少なくなっています。

ノリナ・グアテマレンシスは形態がトックリランに似ていますが、葉が長く伸びます。このほか、ノリナ属には葉が短いノリナ・ストリクタ(N. stricta)、葉が長く垂れ下がるノリナ・ロンギフォリア(N. longifolia)などがあります。科名はリュウケツジュ科やリュウゼツラン科で分類される場合もあります。

主な用途:観賞用(観葉植物)

特徴

トックリランの特徴
形態多年草
草丈10~150cm
原産地北アメリカ南西部~中米

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よくある質問

トックリランの栽培はむずかしいですか?
トックリランの栽培難易度は5段階中1(とてもやさしい)です。
トックリランはどんな場所で育てるとよいですか?
年間を通して日光によく当てる。光線が弱すぎると葉が徒長し、基部がよくふくらまない。
トックリランの水やりはどのくらいの頻度で行いますか?
年間を通して鉢土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与える。
トックリランは寒さに強いですか?
強い。
トックリランに適した土は何ですか?
トックリランの土は水はけのよい肥よくな用土(例:赤玉土小粒7、軽石小粒3の配合土)を使用です。
トックリランの植え付け・種まきの時期はいつですか?
生育に応じて2年に1回、5月から9月に植え替える。鉢は株の大きさに合わせて一~二回り大きなものに替える。10号鉢以上の大鉢は同じ鉢を使用。

栽培のポイント

トックリランの栽培条件
栽培難易度
とてもやさしい

5段階の目安です。★が多いほど手がかかります。

日照条件年間を通して日光によく当てる。光線が弱すぎると葉が徒長し、基部がよくふくらまない。
土質条件水はけのよい肥よくな用土(例:赤玉土小粒7、軽石小粒3の配合土)を使用。
水やり条件年間を通して鉢土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与える。
耐寒性強い
耐暑性強い

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お手入れの方法

トックリランのお手入れ方法
水やり鉢土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与える。
植え付け生育に応じて2年に1回、5月から9月に植え替える。鉢は株の大きさに合わせて一~二回り大きなものに替える。10号鉢以上の大鉢は同じ鉢を使用。
施肥生育期の春と秋に各1回、緩効性化成肥料を施す。
剪定枯れた葉は早めに除去し、下葉がなくなって伸びすぎた茎はカットする。
病害虫対策病気は炭そ病(春から秋に葉に発生)と根腐病(水はけの悪い用土で発生しやすい)。害虫はカイガラムシとハダニ。発生したら早めに防除する。

育て方のコツ

年間を通して日光によく当てることが重要。水やりは鉢土が乾いたらたっぷり与える。生育期の春と秋に緩効性化成肥料を施す。

枯れ葉は早めに除去し、伸びすぎた茎はカットする。病害虫は早めに防除すること。さし木は5月から8月が適期で、下葉がなくなった伸びすぎた茎を利用するとよい。

タネまきも可能で、5月から9月が適期。

月別の管理カレンダー

1年を通したトックリランの作業の目安です。地域や生育環境によって 前後します。月をえらぶと、その月に作業があるほかの植物も見られます。

  1. 1月〜2月特に作業なし
  2. 3月植え替え、肥料(鉢植え)
  3. 4月植えつけ、植え替え、肥料(鉢植え)
  4. 5月植えつけ、植え替え、肥料(鉢植え)、水やり管理強化
  5. 6月肥料(鉢植え)、水やり管理強化
  6. 7月肥料(鉢植え)、水やり管理強化
  7. 8月植えつけ、植え替え、遮光管理、水やり管理強化
  8. 9月肥料(鉢植え)、水やり管理徐々に減らす
  9. 10月肥料(鉢植え)、水やり管理減らす
  10. 11月〜12月特に作業なし

みんなのトックリラン栽培体験

以下は、トックリランを実際に育てた栽培者3件の記録をもとに、体験をテーマ別に整理したものです。他の栽培者のブログや記録から集めた声で、当サイト自身の栽培体験ではありません。

水やり・土

水やりは控えめにし、水はけのよい土を使う点が共通しています。無機質の土やマルチングで害虫対策をする例も見られます。

生育・肥料

成長は比較的早く、季節によって葉数や高さに変化が見られます。液肥を春秋に施す例や、気温に応じて置き場所を室内外で調整する管理が紹介されています。

植え替え

根詰まりを避けるため定期的な植え替えが行われ、根鉢が固く育っている様子が記録されています。

失敗と対策

キノコバエなどの害虫被害で枯れかけた経験があり、土の見直しなどで調子を戻した例が報告されています。

品種・その他

丈夫で育てやすい性質や、葉を大切に扱う管理の工夫が共有されています。

3件の記録からは、水はけのよい土での控えめな水やり、季節に応じた置き場所の調整、定期的な植え替え、そして害虫対策の工夫が共通して見られ、トックリランが総じて丈夫で育てやすい植物として扱われている様子がうかがえます。

くわしい情報

栽培情報は発信元によって前提が異なります。国内・海外それぞれの 情報を、出典を明示したまま分けて掲載しています。

国内の栽培情報

栽培方法

項目詳細
水やり根元の膨らんだ部分に水を蓄えているため、水やりは控えめに行う。鉢植えの場合は土が完全に乾いてから水を与える。地植えの場合は基本的に水やりは不要。
肥料植え付け時に用土に粒状肥料を混ぜ込む。追加の肥料については記載がないが、基本的には肥料の与えすぎに注意。
剪定剪定の必要性については触れられているが、具体的な方法や時期の詳細は記載されていない。

栽培環境

項目詳細
日当たり暖かい時期は外で直射日光を浴びさせるのが望ましい。
土壌赤玉土小粒に小粒の軽石を3割程度混ぜた、水はけの良い土壌を使用する。
温度冬場と梅雨以外の暖かい時期に屋外で管理するのが適している。
置き場所冬場と梅雨の時期は屋内や雨の当たらない場所で管理することが望ましい。

季節管理

季節管理内容
春暖かい季節は屋外で直射日光に当てて元気に育てる。
夏暖かい季節は屋外で直射日光に当てて元気に育てる。
冬冬場は屋内や雨の当たらない場所で管理することが望ましい。

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点水やりの過多に注意し、根元の膨らみを傷めないようにする。
トラブル対処虫対策としてニームスプレーを使用している例がある。間違った管理をしている場合は専門家の指導を仰ぐことが推奨されている。
コツ植え付け時に用土に肥料を混ぜ込むことで、栄養を安定供給する。水やりは土の乾燥を確認してから行い、過湿を避ける。虫が発生しやすい場合は早めにニームスプレーなどの対策を行う。

このまとめの出典

海外の栽培情報

海外の資料をもとにした情報です。気候・品種・栽培目的が 日本国内と異なる場合があるため、上の国内情報とあわせて ご確認ください。

栽培方法

項目詳細
植え付け時期春または初夏
植え付け方法サボテンや多肉植物用の水はけの良い土壌ミックスを使用し、軽く通気性が良く速やかに排水される土を選ぶ。
水やり頻度土が完全に乾いてからたっぷりと水やりを行う。春から夏は頻度を増やし、秋冬は減らす。
水やり方法土全体が十分に湿る程度に与え、鉢底に水が溜まらないよう注意。
施肥時期生育期(春から夏)に月1回施肥し、秋冬の休眠期は施肥を控える。
施肥方法多肉植物やサボテン用のバランスの取れた希釈液体肥料を使用し、推奨濃度の半分で施肥。
剪定時期春または初夏
剪定方法清潔で鋭い剪定ばさみを使い、枯れた葉や傷んだ葉を幹の付け根近くで切る。

栽培環境

項目詳細
日光直射日光から半日陰まで対応可能だが、直射日光が健康な成長を促進。
土壌排水性の良い砂質または砂利混合の土壌で、硬質砂や小石を加える。
温度理想的な温度は摂氏18度から29度(華氏65°F~85°F)。霜や摂氏10度(華氏50°F)以下の低温から保護。
湿度低湿度に強く、室内栽培にも適している。

季節管理

季節管理内容
春必要に応じて植え替えを行い、水やりと施肥を開始。害虫の点検も行う。
夏定期的な水やりと施肥を継続し、十分な日光を確保。
秋成長が鈍るため、水やりを徐々に減らし、施肥は停止。
冬土が完全に乾燥しない程度に控えめに水やりを行い、冷気や摂氏10度(華氏50°F)以下の温度を避ける。

注意点・トラブル対処

項目詳細
病害虫良好な通気を保ち、過湿を避けることで真菌病や根腐れを防ぐ。
注意点過度な剪定は避ける。植物の美観は自然な葉のアーチ状の形状に依存。
対処法クモダニやカイガラムシが発生した場合は、殺虫石鹸やニームオイルで処理し、重度に被害を受けた葉は取り除く。

このまとめの出典

出典

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