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植物図鑑

デルフィニウムの育て方・栽培方法

Delphiniumキンポウゲ科ヒエンソウ属(デルフィニウム属)

公開日 2026年3月5日最終更新 2026年8月30日出典 5件

デルフィニウムの写真
写真: KENPEI / CC BY-SA 3.0

デルフィニウム(学名: Delphinium)は、キンポウゲ科ヒエンソウ属(デルフィニウム属)に分類される植物です。栽培難易度は5段階中3(ふつう)、日照は日当たりと風通しがよく、水はけのよい場所です。

この植物のポイント

  • 栽培難易度
    ふつう
  • 日照日当たりと風通しがよく、水はけのよい場所
  • 水やり植えつけ時にたっぷり水やり。庭植えはほとんど不要。鉢植えは表土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やり。
  • 耐寒性強い

デルフィニウムとは

デルフィニウムは長い花穂が華やかなエラータム系と、きゃしゃな草姿に花をちらちらと咲かせるシネンセ系、さらに両者の中間的なタイプであるベラドンナ系が代表的です。野生種は冷涼で、雪解け水が流れ込む高地の草原湿地に自生します。本来は宿根草ですが、日本では高温多湿の夏を乗り切ることが難しく枯れることが多いため、園芸的には一年草として扱われています。

秋と春にポット苗が流通しますが、多くは品種名がついていないため、好みの品種を入手したい場合は通信販売や種を多く扱う園芸店で種を入手し、秋にまくのが一般的です。

主な用途:観賞用。薬用やその他の用途についての情報はありません

特徴

デルフィニウムの特徴
形態多年草(暖地では一年草)
草丈20~150cm
花色白, ピンク, 青, 紫, 複色
開花期5月~6月
原産地ヨーロッパのピレネー山脈からアルプス山脈、シベリア、中央アジアから中国西南部の標高1300~2300mの山岳地帯(エラータム種)、寒地のシベリアからモンゴル、中国(シネンセ種)

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よくある質問

デルフィニウムの栽培はむずかしいですか?
デルフィニウムの栽培難易度は5段階中3(ふつう)です。
デルフィニウムはどんな場所で育てるとよいですか?
デルフィニウムの日当たりは日当たりと風通しがよく、水はけのよい場所です。
デルフィニウムの水やりはどのくらいの頻度で行いますか?
植えつけ時にたっぷり水やり。庭植えはほとんど不要。鉢植えは表土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やり。
デルフィニウムは寒さに強いですか?
強い。
デルフィニウムに適した土は何ですか?
水はけがよく通気性に富み、適度な保水性のある土。市販の草花用培養土6、腐葉土3、牛ふん堆肥1の割合で配合するとよい。
デルフィニウムの植え付け・種まきの時期はいつですか?
秋または3月ごろにポット苗を入手して育てる。株間はエラータム系で約30cm、シネンセ系で約20cm。やや直根性のため、根を傷めないよう早めに植えつける。

栽培のポイント

デルフィニウムの栽培条件
栽培難易度
ふつう

5段階の目安です。★が多いほど手がかかります。

日照条件日当たりと風通しがよく、水はけのよい場所
土質条件水はけがよく通気性に富み、適度な保水性のある土。市販の草花用培養土6、腐葉土3、牛ふん堆肥1の割合で配合するとよい。
水やり条件植えつけ時にたっぷり水やり。庭植えはほとんど不要。鉢植えは表土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やり。
耐寒性強い
耐暑性弱い

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お手入れの方法

デルフィニウムのお手入れ方法
水やり植えつけ時にたっぷり水やりし、その後は庭植えはほぼ不要。鉢植えは表土が乾いたら鉢底から水が流れるまでたっぷり与える。
植え付け秋または3月ごろにポット苗を入手して育てる。株間はエラータム系で約30cm、シネンセ系で約20cm。やや直根性のため、根を傷めないよう早めに植えつける。
施肥用土に緩効性化成肥料を元肥として混ぜる。3月に葉が展開し始めたら液体肥料や固形肥料で追肥を施す。
剪定一番花が終わりかけたころ、花茎を株元で切り戻すと6月から二番花を楽しめる。
病害虫対策【病気】うどんこ病(春に葉や茎が白い粉をかぶる)、立枯病(地際部の腐敗で全体枯死)。古土の使用を避ける。 【害虫】ヨトウムシ、ナメクジが葉や花を食害することがある。

育て方のコツ

暖地での夏越しは難しいが、風通しのよい木陰で水やりを控えめにすると夏越しする場合もある。寒冷地では冬にマルチングを行い急激な地温変化を避ける。種の寿命が短いため、採取後は乾燥剤を入れて冷蔵庫で保管し、秋にまくとよい。

花がら摘みを行うと二番花が楽しめる。

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月別の管理カレンダー

1年を通したデルフィニウムの作業の目安です。地域や生育環境によって 前後します。月をえらぶと、その月に作業があるほかの植物も見られます。

  1. 1月特に作業なし
  2. 2月植えつけ、植え替え、軽い追肥(鉢植え・庭植え)
  3. 3月植えつけ、植え替え、追肥(鉢植え・庭植え)、支柱立て
  4. 4月追肥(鉢植え・庭植え)、支柱立て、病害虫のチェック
  5. 5月開花期、適宜水やり、支柱の調整、花がら摘み
  6. 6月開花期、適宜水やり、花がら摘み、病害虫のチェック
  7. 7月花がら摘み、夏の暑さ対策(遮光や水やり)
  8. 8月〜9月特に作業なし
  9. 10月追肥(鉢植え・庭植え)、花後の剪定
  10. 11月追肥(鉢植え・庭植え)、花後の剪定、冬支度(マルチング)
  11. 12月特に作業なし

くわしい情報

栽培情報は発信元によって前提が異なります。国内・海外それぞれの 情報を、出典を明示したまま分けて掲載しています。

国内の栽培情報

栽培方法

項目詳細
種まき時期寒地・寒冷地では春、暖地・温暖地では秋
種まき方法種は暗発芽種子のため、種が隠れるように覆土し、箱や鉢に筋まきで行う
水やり表土が乾いてから少し時間を置いて水やりをし、過湿を避ける
肥料無化学肥料、無化学農薬で育てることが可能。鶏糞や手作りのぼかし肥料を使用
剪定花後の剪定や枯れた部分の除去が推奨される

栽培環境

項目詳細
日当たり日当たりが良く、風通しの良い場所
土壌水はけの良い土壌を選び、清潔な土を使用
温度発芽適温は15~20℃
置き場所風通しの良い場所で育てることが重要

季節管理

季節管理内容
春種まきの適期。発芽適温を保ちながら管理
夏暖地では夏越しが難しいため、直射日光を避け風通しを良くし、過湿に注意
秋種まきの適期。涼しい気候で発芽を促す

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点古土の使用は避け、病気の原因となる土壌の清潔さを保つ
トラブル対処夏の高温多湿に注意し、加湿による根腐れを防ぐ
コツ種まき時は種が隠れるように薄く覆土する

このまとめの出典

海外の栽培情報

海外の資料をもとにした情報です。気候・品種・栽培目的が 日本国内と異なる場合があるため、上の国内情報とあわせて ご確認ください。

栽培方法

項目詳細
植え付け方法根の乱れを嫌うため、移植は避けることが望ましい

栽培環境

項目詳細
日光日当たりの良い場所を好むが、乾燥した日陰でも育つことがある
土壌水はけの良い土壌が適している

季節管理

季節管理内容
夏乾燥した暑い夏でも日陰で育つことがある

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点周囲の植物の成長を抑制することがある(特にマメ科植物)。すべての植物部分は大量に摂取すると有毒で、特に種子にアルカロイドが含まれる

このまとめの出典

出典

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