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植物図鑑

センリョウ(千両)の育て方・栽培方法

Sarcandra glabraサクラソウ科(ヤブコウジ科)センリョウ属

公開日 2025年7月24日最終更新 2026年8月30日出典 3件

センリョウ(千両)の写真
写真: KENPEI / CC BY-SA 3.0

センリョウ(千両)(学名: Sarcandra glabra)は、サクラソウ科(ヤブコウジ科)センリョウ属に分類される植物です。栽培難易度は比較的育てやすいが肥料の与え過ぎに注意です。

この植物のポイント

  • 栽培難易度
    やさしい

    比較的育てやすいが肥料の与え過ぎに注意

  • 日照直射日光を嫌い、夏は半日陰、冬は寒風や霜の当たらない場所
  • 水やり乾燥を嫌う。鉢植えは土表面が乾いたらたっぷり与える。地植えは雨水で十分だが乾燥時は補水
  • 耐寒性ある程度の耐寒性あり。年間平均気温15℃程度が北限

センリョウ(千両)とは

センリョウは関東南部から沖縄などの暖地に自生し、東アジアの温帯から熱帯地域でも生育する常緑の小低木です。高さは約1mまで成長し、葉の上に赤い実をつけます。江戸時代から生花や庭木として親しまれ、大正時代から栽培が始まりました。

赤く丸い実がたわわに実る様子からお金を蓄えた様子に例えられ、お正月の縁起木としてマンリョウ(万両)などとともに重宝されています。切り花や寄せ植えに利用され、松や葉牡丹、菊、オンシジウムなどと合わせてお正月の飾りに使われます。育て方は肥料を与え過ぎず、適度な湿度と水はけの良い半日陰の場所が適しています。

病害虫の被害は少ないものの、風通しの悪い場所では立枯病や灰色かび病、炭そ病などの病気やカイガラムシ、アザミウマの害虫に注意が必要です。剪定や植え替え、株分けや挿し木で増やすことができます。お正月の縁起物として一年を通じて大切に育てられています。

主な用途:お正月の縁起木として切り花や寄せ植えに利用。庭木としても人気。お正月飾りのアクセントや縁起物としての観賞用

特徴

センリョウ(千両)の特徴
形態常緑の小低木
草丈約1mまで成長する
原産地関東南部から沖縄などの暖地、東アジアの温帯から熱帯地域

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よくある質問

センリョウ(千両)の栽培はむずかしいですか?
センリョウ(千両)の栽培難易度は比較的育てやすいが肥料の与え過ぎに注意です。
センリョウ(千両)はどんな場所で育てるとよいですか?
センリョウ(千両)の日当たりは直射日光を嫌い、夏は半日陰、冬は寒風や霜の当たらない場所です。
センリョウ(千両)の水やりはどのくらいの頻度で行いますか?
乾燥を嫌う。鉢植えは土表面が乾いたらたっぷり与える。地植えは雨水で十分だが乾燥時は補水。
センリョウ(千両)は寒さに強いですか?
ある程度の耐寒性あり。年間平均気温15℃程度が北限。
センリョウ(千両)に適した土は何ですか?
センリョウ(千両)の土は適度な湿度があり水はけの良い土壌です。
センリョウ(千両)の植え付け・種まきの時期はいつですか?
鉢植えは6.5号鉢(3〜4株)や9号鉢(8株程度)を使用。地植えは半日陰で水はけの良い場所に植える。寄せ植えでは背丈が高くなるため後方または中心に配置。

栽培のポイント

センリョウ(千両)の栽培条件
栽培難易度
やさしい

比較的育てやすいが肥料の与え過ぎに注意

5段階の目安です。★が多いほど手がかかります(出典の記載から判定)。

日照条件直射日光を嫌い、夏は半日陰、冬は寒風や霜の当たらない場所
土質条件適度な湿度があり水はけの良い土壌
水やり条件乾燥を嫌う。鉢植えは土表面が乾いたらたっぷり与える。地植えは雨水で十分だが乾燥時は補水
耐寒性ある程度の耐寒性あり。年間平均気温15℃程度が北限

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お手入れの方法

センリョウ(千両)のお手入れ方法
水やり鉢植えは土の表面が乾いたら鉢底から流れるまでたっぷり与え、土中の空気の入れ替えを促す。地植えは乾燥時に適宜補水
植え付け鉢植えは6.5号鉢(3〜4株)や9号鉢(8株程度)を使用。地植えは半日陰で水はけの良い場所に植える。寄せ植えでは背丈が高くなるため後方または中心に配置
施肥肥料は少なめに。生育期の4〜5月に緩効性肥料を株周りに施す。速効性化成肥料は根を痛めるため避ける。骨粉や油かすがおすすめ
剪定植え付けから数年後、古い枝を地際から剪定し新しい枝を育てる。12〜1月に実のついた枝を剪定しお正月飾りに利用
病害虫対策風通しの悪い場所で立枯病、灰色かび病、炭そ病に注意。害虫はカイガラムシ、アザミウマが発生することがある

育て方のコツ

肥料は与え過ぎないこと。夏は葉焼け防止のため半日陰に置く。鉢植えは冬は室内の寒風や霜の当たらない場所で管理。

切り花は斜めに2cm程度切り水に早く浸すと長持ち。株分けや挿し木で増やせる。挿し木は切り枝を水に30分浸し発根促進剤使用がおすすめ。

水やりは鉢底から流れるくらいたっぷり与え土中の空気入れ替えを促す。病害虫対策に風通しを良くし湿気を避ける。

月別の管理カレンダー

1年を通したセンリョウ(千両)の作業の目安です。地域や生育環境によって 前後します。月をえらぶと、その月に作業があるほかの植物も見られます。

  1. 1月実のついた枝を剪定し、お正月飾りに利用。剪定は株の健康維持にも役立つ。
  2. 2月特に作業なし
  3. 3月新芽が動き始めるため、古い枝の剪定や形を整える作業を行う。鉢植えは徐々に屋外に慣らす。
  4. 4月生育が活発になるため緩効性肥料を施す。鉢植えは屋外に出し、風通しの良い場所で管理。
  5. 5月肥料を施し生育を促進。水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与える。過湿に注意。
  6. 6月〜8月特に作業なし
  7. 9月生育が緩やかになるため肥料は控えめに。鉢植えは徐々に室内に取り込む準備をする。
  8. 10月剪定を行い、形を整える。実がつきやすいように古い枝の整理をする。
  9. 11月実がつき始めるため、肥料は控えめにし、水やりは土の乾燥を確認して行う。
  10. 12月実が赤く色づいた枝を切り取り切り花として利用。室内で管理し、暖房の直接当たらない涼しい場所に置く。

くわしい情報

栽培情報は発信元によって前提が異なります。国内・海外それぞれの 情報を、出典を明示したまま分けて掲載しています。

国内の栽培情報

栽培方法

項目詳細
種まき方法植え付けは明るめの日陰で湿り気のある場所を選ぶことが望ましい。
水やり土壌の湿り気を保つことが重要。乾燥しすぎないように注意する。
肥料春から秋にかけて緩効性肥料や有機肥料を適量与えると良い。
剪定樹形を整えたい場合や古い枝を切り取る程度の軽い剪定が可能。

栽培環境

項目詳細
日当たり明るめの日陰を好む。真夏の強い直射日光は避ける。
土壌湿り気があり、水はけの良い土壌が適している。
温度寒さにある程度耐えるが、詳細な耐寒温度は記載なし。
置き場所鉢植えでも庭植えでも栽培可能。

季節管理

季節管理内容
春生育期に入り、肥料を与えながら管理。
夏強い直射日光を避け、適度な湿度を保つ。水切れに注意。
秋11月頃が収穫時期。アザミウマ類の発生が多いため、害虫防除を重点的に行う。
冬花の少ない時期に美しい赤い果実を楽しめる。果実の鑑賞や収穫の時期。

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点真夏の強光は葉焼けや乾燥の原因となるため、遮光や日陰管理が必要。
トラブル対処11月の収穫時期にアザミウマ類の発生が報告されている。必要に応じて防除を行う。
コツ鉢植えの場合は水はけの良い用土を使用し、鉢底に穴があることを確認する。

補足情報

項目詳細
植物特性高さ約1m程度の低木で、鉢植えでも栽培可能。

このまとめの出典

出典

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