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家庭菜園

マルメロの育て方・栽培方法

Cydonia oblongaバラ科マルメロ属(シドニア属)

公開日 2025年9月1日最終更新 2026年8月30日出典 5件

マルメロの写真
写真: Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

マルメロ(学名: Cydonia oblonga)は、バラ科マルメロ属(シドニア属)に分類される植物です。栽培難易度は5段階中3(ふつう)です。

この植物のポイント

  • 栽培難易度
    ふつう
  • 日照日光を好むので、庭植えや鉢植えの置き場所は日当たり良好な場所を選ぶ
  • 水やり鉢土の表面が白く乾いたら鉢底から少し流れ出るくらいたっぷり与える。庭植えは苗木や植え付け直後を除きほとんど不要だが、夏の長い日照り時は与える
  • 耐寒性強い

マルメロとは

マルメロはカリンに近縁で、長野県ではカリンとも呼ばれます。果実はナシ形で果面に綿毛があり萼も残りますが、カリンは多く楕円形で果面に毛がなく萼も残りません。香りはどちらも良いですが、カリンは果肉が堅く果実酒以外には向かず、マルメロは比較的柔らかくジュースやジャム、ワインに利用されます。

カリンジャムとして流通しているものは実はマルメロジャムです。結実性はリンゴやナシに近く自家結実性はありますが結実率が低いため異品種の混植が必要です。病害虫は黒点病、赤星病、シンクイムシが主で、それ以外は少なく栽培は容易です。

主な用途:果実はジュース、ジャム、ワインなどに利用される。観賞用としても栽培される。カリンジャムとして流通しているものは実はマルメロジャムである

特徴

マルメロの特徴
形態低木
草丈1.5~2.5m
原産地中央アジア

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よくある質問

マルメロの栽培はむずかしいですか?
マルメロの栽培難易度は5段階中3(ふつう)です。
マルメロはどんな場所で育てるとよいですか?
日光を好むので、庭植えや鉢植えの置き場所は日当たり良好な場所を選ぶ。
マルメロの水やりはどのくらいの頻度で行いますか?
鉢土の表面が白く乾いたら鉢底から少し流れ出るくらいたっぷり与える。庭植えは苗木や植え付け直後を除きほとんど不要だが、夏の長い日照り時は与える。
マルメロは寒さに強いですか?
強い。
マルメロに適した土は何ですか?
水はけ・水もちの良い土壌が必要。市販の用土の場合は赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用いる。
マルメロの植え付け・種まきの時期はいつですか?
適期は12月から2月。鉢植えの植え替えは根詰まり防止と通気向上のため通常2年に1回行う。

栽培のポイント

マルメロの栽培条件
栽培難易度
ふつう

5段階の目安です。★が多いほど手がかかります。

日照条件日光を好むので、庭植えや鉢植えの置き場所は日当たり良好な場所を選ぶ
土質条件水はけ・水もちの良い土壌が必要。市販の用土の場合は赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用いる
水やり条件鉢土の表面が白く乾いたら鉢底から少し流れ出るくらいたっぷり与える。庭植えは苗木や植え付け直後を除きほとんど不要だが、夏の長い日照り時は与える
耐寒性強い
耐暑性強い

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お手入れの方法

マルメロのお手入れ方法
水やり鉢土表面が乾いたらたっぷり与える。庭植えは基本的に不要だが夏の乾燥時は水やりを行う
植え付け適期は12月から2月。鉢植えの植え替えは根詰まり防止と通気向上のため通常2年に1回行う
施肥庭植えは2月と10月、鉢植えは2月、5月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施す
剪定12月から2月に剪定。花芽は枝先に多いため強い切り詰めは避ける
病害虫対策病気は黒点病(果実に黒色斑点)、赤星病(葉に赤斑)が発生しやすい。ビャクシン類の近接を避ける。害虫はシンクイムシに注意し袋かけで防除する

育て方のコツ

日当たりの良い場所を選び、夏の乾燥時には水やりを忘れないこと。病害虫は黒点病、赤星病、シンクイムシに注意し、ビャクシン類の近接を避ける。袋かけでシンクイムシを防除する。

剪定は花芽を考慮し強く切り詰めない。植え替えは2年に1回程度行い根詰まりを防ぐ。増やし方は2月中・下旬のさし木や2月中旬から3月中旬のつぎ木が適する。

つぎ木台木には実生苗かカリンを用いる。

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月別の管理カレンダー

1年を通したマルメロの作業の目安です。地域や生育環境によって 前後します。月をえらぶと、その月に作業があるほかの植物も見られます。

  1. 1月剪定(休眠期の整枝剪定)、植え替え(鉢植えの場合)、特に肥料は控える
  2. 2月剪定(引き続き休眠期の整枝剪定)、植えつけ(落葉期の苗木の植え付け)、植え替え(鉢植えの場合)、特に肥料は控える
  3. 3月芽出し前の施肥(緩効性肥料)、土壌の整備、病害虫の予防
  4. 4月開花期、花後の摘花や不要枝の整理、適宜水やり
  5. 5月新梢の生長期、追肥(緩効性肥料)、病害虫防除、水やり
  6. 6月果実の肥大期、摘果、病害虫防除、水やり
  7. 7月果実の肥大期継続、摘果、病害虫防除、水やり
  8. 8月果実の成熟期、収穫準備、病害虫防除、水やり
  9. 9月収穫期(早い品種)、収穫後の剪定準備、追肥(控えめに)
  10. 10月収穫期(主な収穫)、収穫後の剪定、施肥(控えめに)、土壌改良
  11. 11月落葉期、剪定(軽めの整枝剪定)、病害虫の冬越し対策、マルチング
  12. 12月休眠期の剪定(軽め)、植え替え(鉢植えの場合)、マルチング、特に肥料は控える

くわしい情報

栽培情報は発信元によって前提が異なります。国内・海外それぞれの 情報を、出典を明示したまま分けて掲載しています。

国内の栽培情報

栽培方法

項目詳細
種まき時期温かい土の中で種まきを行う。
種まき方法良質な果実から種を取り出し、適切に乾燥させ、冷蔵庫で層冷え処理を行った後に種まき。
水やり地植えは根付いてから基本的に不要だが、夏季の高温乾燥時は水やりが必要。鉢植えは表土が乾いたら水やり。

栽培環境

項目詳細
日当たり日当たりの良い場所が望ましいと一般的に考えられる。
土壌通気性を良くすることが植え替え時のポイント。
温度種まき前に層冷え処理を行うため、低温処理が発芽に有効。夏季の高温乾燥に注意。

季節管理

季節管理内容
夏高温乾燥が続く場合は水やりを行う(特に地植え)。
冬鉢植えの植え替え適期(12月から2月)。根詰まり防止と通気性向上のために行う。

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点根詰まりによる生育不良を防ぐため、鉢植えは2年に1回程度植え替えを行う。
トラブル対処夏季の高温乾燥時は水切れに注意し、適宜水やりを行う。
コツ種まきの際は、種の乾燥と層冷え処理を適切に行い、発芽率を高める。

このまとめの出典

海外の栽培情報

海外の資料をもとにした情報です。気候・品種・栽培目的が 日本国内と異なる場合があるため、上の国内情報とあわせて ご確認ください。

栽培方法

項目詳細
植え付け時期休眠期の早春または晩秋に植え付けるのが良い
植え付け方法酸性で肥沃、排水性が良く中程度の湿度を保つ土壌を好み、有機物を混ぜ込む
水やり頻度土壌の湿度や気候条件に応じて調整し、乾燥期には頻繁に行う
水やり方法朝の水やりが望ましい
施肥時期生育期に行い、通常は早春と場合によっては夏の中頃に再度施す
施肥方法窒素・リン酸・カリウムをバランス良く含む肥料の使用が適している
剪定時期休眠期の晩冬または早春に芽吹き前の剪定が推奨される
剪定方法枯れ枝、病害枝、交差している枝を取り除き、風通しと日当たりを改善

栽培環境

項目詳細
日光日当たりが良い場所が理想だが、半日陰も許容される
土壌酸性で肥沃、排水性が良く中程度の保水力を持つ土壌を好む
温度温帯気候に適応し、開花期の厳しい霜害からの保護が必要

季節管理

季節管理内容
春土壌準備、新規植え付け、施肥、必要に応じて剪定を行う
夏土壌の湿度を監視し、乾燥期には灌水を行い、害虫の発生に注意
秋果実の収穫、灌水の減少、休眠期に向けた準備を行う
冬必要に応じて厳しい霜から保護し、休眠期は最小限の管理で済む

注意点・トラブル対処

項目詳細
病害虫特定の害虫や病気は記載されていない
注意点剪定による風通しの確保、葉面への過剰な散水を避けること、定期的な観察による早期発見が重要
対処法明確なトラブルシューティング情報は記載なし

このまとめの出典

出典

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