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植物図鑑

フヨウの育て方・栽培方法

Hibiscus mutabilisアオイ科フヨウ属(ヒビスクス、ハイビスカス属)

公開日 2025年7月29日最終更新 2026年8月30日出典 5件

フヨウの写真
写真: Sphl / CC BY-SA 3.0

フヨウ(学名: Hibiscus mutabilis)は、アオイ科フヨウ属(ヒビスクス、ハイビスカス属)に分類される植物です。栽培難易度は5段階中1(とてもやさしい)、日照は日当たりのよい場所です。

この植物のポイント

  • 栽培難易度
    とてもやさしい
  • 日照日当たりのよい場所
  • 水やり夏の極端な乾燥時に水やりが必要
  • 耐寒性やや弱い

フヨウとは

フヨウは美しいピンクの大輪の花を咲かせる夏を代表する花木で、日本の南部では野生化しています。原産は中国中部と推測され、室町時代には観賞されていた記録があります。近縁種にムクゲ(Hibiscus syriacus)があり、雌しべの先が上向きに曲がっているのがフヨウの特徴です。

園芸品種は多くはありませんが、ピンク以外に白花や八重咲き、草本のアメリカフヨウとの交配種も存在します。フヨウ属にはハイビスカス(H. rosa-sinensis)やムクゲも含まれます。半耐寒性のため関東以西の暖地で庭植えが可能で、寒地では地上部が枯れても根が生きていれば春に再生し開花します。

主な用途:観賞用(庭木・花木)

特徴

フヨウの特徴
形態低木
草丈2~3m
花色ピンク、白
開花期8月~10月
原産地中国中部

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よくある質問

フヨウの栽培はむずかしいですか?
フヨウの栽培難易度は5段階中1(とてもやさしい)です。
フヨウはどんな場所で育てるとよいですか?
フヨウの日当たりは日当たりのよい場所です。
フヨウの水やりはどのくらいの頻度で行いますか?
フヨウの水やりは夏の極端な乾燥時に水やりが必要です。
フヨウは寒さに強いですか?
やや弱い。
フヨウに適した土は何ですか?
フヨウの土は水はけがよく腐植質に富んだ保水力のある土壌です。
フヨウの植え付け・種まきの時期はいつですか?
3月下旬から5月に根鉢より一回り大きな植え穴を掘り、腐葉土や完熟堆肥を混ぜた土を施して植え付ける。植え付け時に短く剪定してもよい。

栽培のポイント

フヨウの栽培条件
栽培難易度
とてもやさしい

5段階の目安です。★が多いほど手がかかります。

日照条件日当たりのよい場所
土質条件水はけがよく腐植質に富んだ保水力のある土壌
水やり条件夏の極端な乾燥時に水やりが必要
耐寒性やや弱い
耐暑性強い

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お手入れの方法

フヨウのお手入れ方法
水やり特に必要ないが、夏の極端な乾燥時に水やりを行う。
植え付け3月下旬から5月に根鉢より一回り大きな植え穴を掘り、腐葉土や完熟堆肥を混ぜた土を施して植え付ける。植え付け時に短く剪定してもよい。
施肥7月から9月に緩効性化成肥料を基本量の1/3程度追肥し、暖地では12月から1月に固形油かすなどの有機質肥料を施す。
剪定冬の落葉期に樹形を見ながら剪定し、混みすぎた枝は基部から切除。春に伸びた枝に花芽がつくため剪定は冬に行う。刈り込みも可能。
病害虫対策病気はほとんどないが、ハマキムシやカミキリムシの幼虫が発生するため見つけ次第退治する。

育て方のコツ

冬に茎の上部が枯れる地域では、表土から15~20cmの高さまで切り戻し、マルチングやこもで防寒する。さし木で簡単に増やせ、3月下旬から4月、新梢が堅くなりかける5月~6月、9月下旬~10月に行う。長さ15cm程度の枝を使い、赤玉土小粒やさし木用土で管理すると約1か月で発根する。

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月別の管理カレンダー

1年を通したフヨウの作業の目安です。地域や生育環境によって 前後します。月をえらぶと、その月に作業があるほかの植物も見られます。

  1. 1月特に作業なし
  2. 2月剪定(前年枝を中心に、樹形を整える)、寒肥(有機肥料を施す)
  3. 3月植えつけ、植え替え(根の活発な成長期に合わせて行う)
  4. 4月剪定(新芽の成長を促すため、軽めに行う)、追肥(成長期に合わせて施す)
  5. 5月特に作業なし
  6. 6月水やり(乾燥時に十分に)、病害虫のチェックと防除
  7. 7月水やり(特に高温期に注意)、病害虫のチェックと防除
  8. 8月特に作業なし
  9. 9月追肥(秋の成長期に合わせて施す)、植え替えの準備
  10. 10月植え替え(落葉前の適期)、剪定(軽めに樹形を整える)
  11. 11月寒肥(有機肥料を施す)、落葉の掃除
  12. 12月特に作業なし

くわしい情報

栽培情報は発信元によって前提が異なります。国内・海外それぞれの 情報を、出典を明示したまま分けて掲載しています。

国内の栽培情報

栽培方法

項目詳細
種まき時期挿し木の時期は3月下旬〜4月、5月〜6月、9月下旬〜10月
種まき方法健康な枝を10〜15cmに切り、下部の葉を取り除いて挿し木用の土に挿す。発根促進剤を使用すると良い。
水やり土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行う。
肥料開花期前の春に緩効性肥料を施すと花付きが良くなる。
剪定冬に落葉後、枯れ枝や混み合った枝を剪定し、春の芽吹き前に行うと良い。

栽培環境

項目詳細
日当たり日当たりの良い場所を好む。直射日光が十分に当たる場所で育てると花付きが良い。
土壌水はけが良く、適度に保水性のある肥沃な土壌が適している。
温度寒さにはあまり強くない。冬の寒さが厳しい地域での地植えは避ける。
置き場所寒冷地では鉢植えにして冬は室内や温かい場所に移動するのが望ましい。

季節管理

季節管理内容
春挿し木や肥料の施用、剪定を行う。
夏水やりをこまめに行い、日当たりを確保する。
秋特に記載なし
冬寒冷地では室内管理を行い、防寒対策をする。

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点寒さによる枝枯れが起こりやすいため、寒冷地では鉢植えにして冬季は室内管理を推奨。
トラブル対処挿し木は適切な時期に行わないと発根率が下がるため、指定の時期に行うこと。
コツ過湿に注意し、湿度を保ちながら管理する。

このまとめの出典

海外の栽培情報

海外の資料をもとにした情報です。気候・品種・栽培目的が 日本国内と異なる場合があるため、上の国内情報とあわせて ご確認ください。

栽培方法

項目詳細
繁殖方法根の挿し木が最も簡単で早春に行う。挿し木はほぼいつでも可能

栽培環境

項目詳細
日光日なたまたは半日陰
土壌水はけの良い腐植質に富んだ肥沃な土壌
温度温暖で湿った冬を好む。わずかな霜でも地上部は枯れるが根はやや耐寒性あり。イギリスの最も温暖な地域で冬にマルチングをすれば屋外栽培可能

季節管理

季節管理内容
春根の挿し木を行うのに適した時期
冬冬はマルチングをして根を保護することが望ましい

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点地上部は霜に弱いので霜害に注意。根はやや耐寒性があるため冬越し可能だが、寒冷地では室内管理が必要かもしれない

このまとめの出典

出典

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