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植物図鑑

フジ(藤)の育て方・栽培方法

Wisteria floribundaマメ科フジ属

公開日 2025年8月25日最終更新 2026年8月30日出典 5件

フジ(藤)の写真
写真: Raul654 / CC BY-SA 3.0

フジ(藤)(学名: Wisteria floribunda)は、マメ科フジ属に分類される植物です。栽培難易度は5段階中2(やさしい)です。

この植物のポイント

  • 栽培難易度
    やさしい
  • 日照日当たりのよい場所を好む
  • 水やり庭植え・鉢植えともに水切れに注意。土の乾燥は生育や花つきを悪くする
  • 耐寒性普通

フジ(藤)とは

フジは4月下旬から5月上旬に長い穂状の花序を垂れ下げて咲く、観賞価値の高いつる性の落葉花木です。多くの園芸品種があり、現在では世界各地で栽培されています。広義にはフジ属(Wisteria)全体を指しますが、狭義にはノダフジ(W. floribunda)を指し、floribundaは「花の多い」の意味です。

ノダフジの名は摂津国野田の藤之宮(現在の大阪市福島区付近)に由来します。同属のヤマフジ(W. brachybotrys)と混同されやすいですが、フジのつるは右巻き(上から見て時計回り)、ヤマフジは左巻きで区別できます。移植時は根を切断すると乾燥しやすいため、追い掘りで根の先端の細根まで丁寧に掘り上げる必要があります。

主な用途:観賞用、盆栽向き

特徴

フジ(藤)の特徴
形態つる植物
草丈地表をほふくして成長するが、支えとなる樹木の高さによって10m以上も登ることがある
花色白, ピンク, 紫
開花期4月下旬~5月中旬
原産地日本(本州、四国、九州、沖縄)

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よくある質問

フジ(藤)の栽培はむずかしいですか?
フジ(藤)の栽培難易度は5段階中2(やさしい)です。
フジ(藤)はどんな場所で育てるとよいですか?
日当たりのよい場所を好む。
フジ(藤)の水やりはどのくらいの頻度で行いますか?
庭植え・鉢植えともに水切れに注意。土の乾燥は生育や花つきを悪くする。
フジ(藤)は寒さに強いですか?
フジ(藤)の耐寒性は普通です。
フジ(藤)に適した土は何ですか?
やや湿り気があり通気性のある砂質で肥沃な土壌を好む。鉢植えは黒土を主体に堆肥や有機質を混ぜ、通気性と保湿のため川砂や鹿沼土を配合。
フジ(藤)の植え付け・種まきの時期はいつですか?
入手した苗は根先を切らないように注意し、長く伸びた根は根元に巻くように植える。移植時は追い掘りで根の細根まで丁寧に掘り上げる。2~3年に1回植え替えを行い、用土の通気性を確認する。

栽培のポイント

フジ(藤)の栽培条件
栽培難易度
やさしい

5段階の目安です。★が多いほど手がかかります。

日照条件日当たりのよい場所を好む
土質条件やや湿り気があり通気性のある砂質で肥沃な土壌を好む。鉢植えは黒土を主体に堆肥や有機質を混ぜ、通気性と保湿のため川砂や鹿沼土を配合
水やり条件庭植え・鉢植えともに水切れに注意。土の乾燥は生育や花つきを悪くする
耐寒性普通
耐暑性普通

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お手入れの方法

フジ(藤)のお手入れ方法
水やり水切れに注意し、土の乾燥を避けることが重要
植え付け入手した苗は根先を切らないように注意し、長く伸びた根は根元に巻くように植える。移植時は追い掘りで根の細根まで丁寧に掘り上げる。2~3年に1回植え替えを行い、用土の通気性を確認する
施肥寒肥には堆肥などの有機物に草木灰を混ぜたものを株の周りに施肥溝を掘って施す。花後のお礼肥には油かすなどを同様に施す
剪定花後の5月下旬~6月に花がら摘みと新梢を約1mに剪定。7月中旬に間引き剪定を行い当年枝を充実させる
病害虫対策病気はこぶ病(がんしゅ病)、斑点病、さび病があり、風通しを良くして剪定し、初期は罹病部を削り殺菌剤を塗布。害虫はフジノキクイムシ(幹に穴をあける)、マメコガネ、マメドクガ、ミノガ類(葉を食害)、カイガラムシ類、ハゴロモ類、カメムシ(樹液吸汁)がいる

育て方のコツ

移植時は根を切らず追い掘りで根の細根まで丁寧に掘り上げる。日当たりの良い場所で育て、枝葉を十分に成長させることが花つき向上に重要。水切れに注意し、肥沃で通気性の良い土壌を保つ。

剪定は花後と7月中旬に行い、風通しを良くして病気予防を心がける。繁殖はとり木、さし木、つぎ木が可能で、適切な時期に行うことが成功のポイント。

月別の管理カレンダー

1年を通したフジ(藤)の作業の目安です。地域や生育環境によって 前後します。月をえらぶと、その月に作業があるほかの植物も見られます。

  1. 1月特に作業なし
  2. 2月剪定(冬剪定)、肥料(庭植え)
  3. 3月芽出し前の剪定、支柱の点検、肥料(庭植え)
  4. 4月開花期、植えつけ・植え替え(休眠期明けの若い苗)、追肥(庭植え)
  5. 5月開花期後の剪定(花後の短梢剪定)、追肥(庭植え)
  6. 6月新梢の誘引、摘芯、病害虫の防除
  7. 7月摘芯、誘引、病害虫の防除
  8. 8月摘芯、誘引、病害虫の防除
  9. 9月特に作業なし
  10. 10月秋の施肥(庭植え)、植え替え(若木のみ)
  11. 11月〜12月特に作業なし

くわしい情報

栽培情報は発信元によって前提が異なります。国内・海外それぞれの 情報を、出典を明示したまま分けて掲載しています。

国内の栽培情報

栽培方法

項目詳細
水やりフジは水を好む植物で、水切れに注意が必要。特に用土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える。
肥料春と秋に緩効性肥料を施すことが多い。具体的な肥料の種類や施肥時期は記載なし。
剪定花が終わった後の5月下旬から6月に「花がら摘み」を行い、今年伸びた新梢を約1mに剪定。7月中旬に当年枝を剪定。

栽培環境

項目詳細
日当たり日当たりの良い場所を好む。十分な日光が花つきや生育に良い影響を与える。
土壌水はけが良く、適度に保水性のある土壌が適している。乾燥しすぎると花つきが悪くなる。
温度比較的寒さに強い植物で、温暖な気候を好む。具体的な温度条件は記載なし。

季節管理

季節管理内容
春花が終わったら5月下旬から6月にかけて花がら摘みと新梢の剪定(約1mに切る)を行う。水やりは土の乾燥に注意。
夏7月中旬に当年枝を充実させるための剪定を行う。

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点乾燥すると花つきが悪くなるため、特に鉢植えの場合は用土の乾燥を防ぐことが重要。
トラブル対処フジは育てるのが難しい植物とされ、根気よく管理し、適切な剪定や水やりを継続することが成功の鍵。

このまとめの出典

海外の栽培情報

海外の資料をもとにした情報です。気候・品種・栽培目的が 日本国内と異なる場合があるため、上の国内情報とあわせて ご確認ください。

栽培方法

項目詳細
植え付け時期春または秋(具体的な時期は記載なし)
植え付け方法排水性が良く肥沃な土壌を準備し、パーゴラやトレリスに誘引して育てる。
水やり頻度定期的な水やりが必要(具体的な頻度は記載なし)
水やり方法根付いた後は比較的乾燥に強いが、夏の乾燥期には深めの水やりが効果的。
施肥時期早春
施肥方法バランスの取れた肥料を施す。窒素分の多い肥料は避ける。
剪定時期年に2回(8月と2月)
剪定方法8月は長く柔らかい枝を基部から5~6葉分の長さに切り戻し、2月は同じ枝を2~3芽残して切り戻す。

栽培環境

項目詳細
日光日当たりの良い場所を好む。
土壌肥沃で排水性の良い土壌を好む。
温度温暖で適度な湿度のある気候が最適。
湿度適応力が高いが、湿度のある環境が好ましい。

季節管理

季節管理内容
春バランスの取れた肥料を施し、新芽の成長を観察。若い苗は支柱に誘引し始める。
夏8月に最初の剪定を行い、生育を制御し花芽を促す。
秋一般的な管理と必要に応じた水やりを行う。
冬2月に2回目の剪定を行い、形を整え春の開花に備える。

注意点・トラブル対処

項目詳細
病害虫アブラムシやカイガラムシなどの一般的な問題に注意が必要。
注意点定期的な剪定が不可欠で、最初の数年間は支柱への誘引と剪定で良好な骨格を作ることが重要。
対処法殺虫石鹸や園芸用オイルを用いた処理が効果的。

このまとめの出典

出典

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