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植物図鑑

シャコバサボテンの育て方・栽培方法

Schlumbergera truncataサボテン科カニバサボテン属(シュルムベルゲラ属)

公開日 2025年7月23日最終更新 2026年8月30日出典 5件

シャコバサボテンの写真
写真: Toni Gürke / Public domain

シャコバサボテン(学名: Schlumbergera truncata)は、サボテン科カニバサボテン属(シュルムベルゲラ属)に分類される植物です。栽培難易度は5段階中2(やさしい)です。

この植物のポイント

  • 栽培難易度
    やさしい
  • 日照4月から10月は屋外で日光に当てる。梅雨明けから9月上旬は直射日光を避けた半日陰。秋以降は夜遅くまで明るい場所は避ける。晩秋の霜前に室内の日当たり良い場所へ移動。
  • 水やり4月~9月は用土表面が乾いたらたっぷり与える。10月~11月は乾燥気味にし、用土表面が乾いてから1~2日待ってから与える。12月~3月は乾かし気味に管理。冬越し時はほとんど水を与えない。
  • 耐寒性弱い

シャコバサボテンとは

シュルムベルゲラ属の植物はブラジル南東部に6種が知られており、霧の多い森林の樹上に自生するサボテンの仲間です。日本で一般に出回っているのはリオ・デ・ジャネイロ付近原産のシャコバサボテン(Schlumbergera truncata)とカニバサボテン(S. russeliana)、およびそれらを中心とした交雑種(クリスマスカクタスなど)です。シャコバサボテンは茎節の突起がとがっているのが特徴で、11月から12月に開花します。

一方、カニバサボテンは茎節の突起が丸く、1月から3月に開花する遅咲き種です。両者の中間的特徴を持つ交雑種も増えています。

主な用途:観賞用(常緑性の多肉草花として室内外で楽しむ)

特徴

シャコバサボテンの特徴
形態多年草
草丈15~40cm
花色赤, 白, ピンク, オレンジ, 黄, 複色
開花期11月~3月
原産地ブラジル南東部

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よくある質問

シャコバサボテンの栽培はむずかしいですか?
シャコバサボテンの栽培難易度は5段階中2(やさしい)です。
シャコバサボテンはどんな場所で育てるとよいですか?
4月から10月は屋外で日光に当てる。梅雨明けから9月上旬は直射日光を避けた半日陰。秋以降は夜遅くまで明るい場所は避ける。晩秋の霜前に室内の日当たり良い場所へ移動。
シャコバサボテンの水やりはどのくらいの頻度で行いますか?
4月~9月は用土表面が乾いたらたっぷり与える。10月~11月は乾燥気味にし、用土表面が乾いてから1~2日待ってから与える。12月~3月は乾かし気味に管理。冬越し時はほとんど水を与えない。
シャコバサボテンは寒さに強いですか?
弱い。
シャコバサボテンに適した土は何ですか?
水はけと通気性の良い用土。バーミキュライト、パーライト(または軽石)、酸度調整済みピートモスの等量配合土にリン酸分の多い緩効性化成肥料(N-P-K=6-40-6など)を規定量混ぜる。
シャコバサボテンの植え付け・種まきの時期はいつですか?
1~2年に1回、4月に根鉢を崩して植え替え。茎節が赤くなり根腐れが疑われる場合は完全に用土を落として植え替え。枯死の可能性が高いため、しおれていない茎節でさし芽を用意する。

栽培のポイント

シャコバサボテンの栽培条件
栽培難易度
やさしい

5段階の目安です。★が多いほど手がかかります。

日照条件4月から10月は屋外で日光に当てる。梅雨明けから9月上旬は直射日光を避けた半日陰。秋以降は夜遅くまで明るい場所は避ける。晩秋の霜前に室内の日当たり良い場所へ移動。
土質条件水はけと通気性の良い用土。バーミキュライト、パーライト(または軽石)、酸度調整済みピートモスの等量配合土にリン酸分の多い緩効性化成肥料(N-P-K=6-40-6など)を規定量混ぜる。
水やり条件4月~9月は用土表面が乾いたらたっぷり与える。10月~11月は乾燥気味にし、用土表面が乾いてから1~2日待ってから与える。12月~3月は乾かし気味に管理。冬越し時はほとんど水を与えない。
耐寒性弱い
耐暑性普通

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お手入れの方法

シャコバサボテンのお手入れ方法
水やり生育期(4月~9月)は用土表面が乾いたらたっぷり与える。蕾が大きくなる10月~11月は乾燥気味にし、乾いてから1~2日待ってから与える。厳寒期(12月~3月)は乾かし気味に管理し、冬越し時はほとんど水を与えない。
植え付け1~2年に1回、4月に根鉢を崩して植え替え。茎節が赤くなり根腐れが疑われる場合は完全に用土を落として植え替え。枯死の可能性が高いため、しおれていない茎節でさし芽を用意する。
施肥春から梅雨まで肥料が必要。4月~6月は緩効性化成肥料(N-P-K=12-12-12など)、3月~6月は液体肥料(N-P-K=6-10-5など)を施す。梅雨明け以降は肥料を施さず、9月上旬までに肥料切れにする。
剪定春に各枝の茎節を2節程度ひねり取る切り戻しで分枝促進と背丈の調整。秋に赤く柔らかい新芽を摘み取る芽摘みで花芽をつきやすくする。
病害虫対策4月~10月にナメクジ、ケムシ、ヨトウムシが発生。夜行性のナメクジ、ヨトウムシは夜に捕殺または薬剤防除。ケムシは食害部付近にいるため見つけ次第捕殺か早期薬剤防除。

育て方のコツ

蕾が1cm以下のうちは移動を避けること。冬は5℃以上を保ち、暖房の効きすぎに注意。さし芽は4月~7月に木質化していない茎節を2~3節に切り取り、3.5号鉢に10~12本植えると自然に丸くまとまる。

秋の芽摘みで花芽がつきやすくなる。

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月別の管理カレンダー

1年を通したシャコバサボテンの作業の目安です。地域や生育環境によって 前後します。月をえらぶと、その月に作業があるほかの植物も見られます。

  1. 1月開花期、室内での管理に注意(低温・乾燥を避ける)
  2. 2月開花期、植えつけ・植え替え(開花後に行う)、肥料(控えめに与える)
  3. 3月植えつけ・植え替え(遅くとも3月中旬まで)、肥料(成長期に向けて徐々に増やす)、切り戻し(形を整える)
  4. 4月肥料(成長期に適した液体肥料を定期的に)、切り戻し(必要に応じて)
  5. 5月肥料(成長期の維持)、適度な水やり、直射日光を避ける
  6. 6月〜8月特に作業なし
  7. 9月切り戻し(花芽形成のために軽く剪定)、水やり控えめに
  8. 10月切り戻し(花芽形成促進)、肥料を控える
  9. 11月開花期、室内管理で低温に注意、肥料は控えめに
  10. 12月開花期、室内での管理に注意(乾燥と寒さを避ける)

くわしい情報

栽培情報は発信元によって前提が異なります。国内・海外それぞれの 情報を、出典を明示したまま分けて掲載しています。

国内の栽培情報

栽培方法

項目詳細
剪定春と秋に葉摘みを行う。春は地際から5節ほど残し、上部を摘み取る。秋は小さな新芽を摘み取る。

栽培環境

項目詳細
日当たり4月から10月は屋外で育てるが、梅雨明けから9月上旬は半日陰で管理することが望ましい。
温度最低気温が10℃以下になるまでは室外で管理。寒さに一定期間あてることで花芽がつきやすくなる。
置き場所鉢植えで管理。寒さや環境変化に敏感なため、適切なタイミングでの移動が必要。

季節管理

季節管理内容
春屋外で日に当てて育て、地際から5節ほど残して上部の葉を摘み取る剪定を行う。
夏直射日光を避けた半日陰で管理する。
秋小さな新芽を摘み取り、花芽形成を促す。
冬室内など寒さを避ける場所に移動させ、寒さに一定期間あてることで花芽形成を促す。

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点真夏の直射日光は株を傷めるため避ける。寒さにあてる期間を確保しないと花芽がつきにくくなる。
トラブル対処葉摘みを怠ると形が乱れ、花芽の付きも悪くなるため、春秋の剪定を忘れない。
コツ春の剪定は株の形を整え、秋の葉摘みは花芽がつきやすくなるため必ず行う。

補足情報

項目詳細
植物特性寒さに一定期間あてることで花芽がつきやすくなる特性がある。

このまとめの出典

海外の栽培情報

海外の資料をもとにした情報です。気候・品種・栽培目的が 日本国内と異なる場合があるため、上の国内情報とあわせて ご確認ください。

栽培方法

項目詳細
植え付け時期春から初秋の生育期が最適
植え付け方法茎挿し。2~3節の茎を選び、切り口を数日間乾燥させてから、排水性の良い土壌に植え付ける。
水やり頻度生育期は定期的に、冬は控えめ
水やり方法土壌を均一に湿らせるように水やりを行い、過湿にならないよう注意する。
施肥時期生育期(春から初秋)
施肥方法多肉植物やサボテン用のバランスの取れた希釈肥料を使用し、成長期に定期的に施肥する。
剪定時期生育期
剪定方法形を整えたり傷んだ茎を取り除くために剪定を行う。

栽培環境

項目詳細
日光明るく間接的な光を好み、直射日光は避ける。
土壌排水性の良い土壌が必要で、砂やパーライトを混ぜたサボテン・多肉植物用の培養土を使用。
温度適度な温度を好み、春から初秋にかけて活発に成長。冬季は霜から保護。
湿度適度な湿度を好み、過度に乾燥または湿度が高すぎる環境は避ける。

季節管理

季節管理内容
春活発な成長期。定期的な水やりと施肥を行い、害虫の監視や必要に応じて繁殖を行う。
夏活発な成長期。定期的な水やりと施肥を行い、害虫の監視や必要に応じて繁殖を行う。
秋活発な成長期。定期的な水やりと施肥を行い、害虫の監視や必要に応じて繁殖を行う。
冬開花期。根腐れ防止のため水やりを減らし、施肥は控える。霜や極端な寒さから保護。

注意点・トラブル対処

項目詳細
病害虫特定の害虫や病気は記載なし。一般的なサボテン管理に準じる。
注意点過剰な水やりを避けて根腐れを防止。
対処法綿虫やクモダニなどの一般的な害虫を定期的に点検し、発見次第適切な殺虫剤や園芸用オイルで対処。

このまとめの出典

出典

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