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植物図鑑

カラジウム(カラジューム)の育て方・栽培方法

Caladium × hortulanumサトイモ科ハイモ属(カラジウム属)

公開日 2026年5月12日最終更新 2026年8月30日出典 5件

カラジウム(カラジューム)の写真
写真: Yercaud-elango / CC BY-SA 4.0

カラジウム(カラジューム)(学名: Caladium × hortulanum)は、サトイモ科ハイモ属(カラジウム属)に分類される植物です。栽培難易度は5段階中2(やさしい)です。

この植物のポイント

  • 栽培難易度
    やさしい
  • 日照できるだけ日当たりの良い場所。鉢植えは明るい日陰でも可だが、直射日光の方が葉色が鮮やか。急激な日照変化は葉を傷めるため徐々に慣らす。
  • 水やり鉢土の表面が乾いたら与える。室内では葉水も効果的。秋に葉が黄ばんだら水やりを控え、休眠期は断水し室内の暖かい場所で管理。庭植えは晴天が続かない限り水やり不要。
  • 耐寒性弱い

カラジウム(カラジューム)とは

カラジウムは熱帯アメリカ原産の多年草で、涼しげでカラフルな葉模様がトロピカルな雰囲気を醸し出す春植え球根植物です。主に観葉植物として親しまれ、ミニ観葉から小鉢、花壇まで幅広く楽しめます。葉は矢尻形で、赤、白、ピンクなど多彩な斑が入り、品種によって斑の入り方や色合いが異なります。

花はサトイモ科特有の肉穂花序で、小花が密集した花軸を葉が包みます。栽培品種の代表は‘キャンディダム’(白鷺)で、‘ホワイト・クリスマス’や‘ローズバッド’など多くの品種が流通しています。小型種のヒメカラジウム(C. humboldtii)は緑地に白斑が散る小型種として知られています。

観葉植物としての人気が高く、葉の美しさを保つための管理が重要です。

主な用途:観賞用(観葉植物、カラーリーフ、花壇植え)

特徴

カラジウム(カラジューム)の特徴
形態多年草
草丈10~30cm
原産地熱帯アメリカ、西インド諸島

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よくある質問

カラジウム(カラジューム)の栽培はむずかしいですか?
カラジウム(カラジューム)の栽培難易度は5段階中2(やさしい)です。
カラジウム(カラジューム)はどんな場所で育てるとよいですか?
できるだけ日当たりの良い場所。鉢植えは明るい日陰でも可だが、直射日光の方が葉色が鮮やか。急激な日照変化は葉を傷めるため徐々に慣らす。
カラジウム(カラジューム)の水やりはどのくらいの頻度で行いますか?
鉢土の表面が乾いたら与える。室内では葉水も効果的。秋に葉が黄ばんだら水やりを控え、休眠期は断水し室内の暖かい場所で管理。庭植えは晴天が続かない限り水やり不要。
カラジウム(カラジューム)は寒さに強いですか?
弱い。
カラジウム(カラジューム)に適した土は何ですか?
肥沃で水はけの良い土壌。鉢植えは赤玉土小粒5、ピートモス2、パーライト2、牛ふん堆肥1の配合土など排水性の良い用土が適する。
カラジウム(カラジューム)の植え付け・種まきの時期はいつですか?
春(3月中旬~5月)に休眠球根を掘り上げ、浅植えにならないよう2~3cmの深さで植え付ける。根は球根上部の芽の付け根から出るため注意。分球は春に行い、芽を数個つけて切り分ける。切り口には灰を塗る。

栽培のポイント

カラジウム(カラジューム)の栽培条件
栽培難易度
やさしい

5段階の目安です。★が多いほど手がかかります。

日照条件できるだけ日当たりの良い場所。鉢植えは明るい日陰でも可だが、直射日光の方が葉色が鮮やか。急激な日照変化は葉を傷めるため徐々に慣らす。
土質条件肥沃で水はけの良い土壌。鉢植えは赤玉土小粒5、ピートモス2、パーライト2、牛ふん堆肥1の配合土など排水性の良い用土が適する。
水やり条件鉢土の表面が乾いたら与える。室内では葉水も効果的。秋に葉が黄ばんだら水やりを控え、休眠期は断水し室内の暖かい場所で管理。庭植えは晴天が続かない限り水やり不要。
耐寒性弱い
耐暑性強い

お手入れの方法

カラジウム(カラジューム)のお手入れ方法
水やり夏は土が乾いたら3~4日に1回(5~6月)、7~10月中旬は毎日を目安にたっぷり与える。冬は10℃以下になると球根が腐りやすいため、10月中旬~11月中旬にかけて徐々に控え、11月中旬~4月は断水し休眠させる。
植え付け春(3月中旬~5月)に休眠球根を掘り上げ、浅植えにならないよう2~3cmの深さで植え付ける。根は球根上部の芽の付け根から出るため注意。分球は春に行い、芽を数個つけて切り分ける。切り口には灰を塗る。
施肥春から秋の生育期に緩効性化成肥料を2か月に1回、または液体肥料を月2回程度施す。肥料を十分与えることで球根肥大と葉数増加を促す。
剪定芽かき:芽が少ない場合は植え付け後に伸びた芽を元から折り、葉数を増やす。花芽かき:新芽に花芽がつくことがあるため取り除く。葉柄が垂れたら支柱で支える。休眠期は自然に枯れるまで放置。
病害虫対策病気は白絹病が春~秋に発生。早期防除が必要。害虫はハダニ、オンシツコナジラミが葉がある時期に発生しやすい。風通しを良くし、発生時は早めに防除する。

育て方のコツ

・芽出し作業(花芽を取り除く)を行うことで葉数を増やし、株の体力を葉の成長に集中させる。・急激な日照変化は葉を傷めるため、置き場所の移動は徐々に慣らす。・冬越しは10℃以上の室内で管理し、断水して強制休眠させる。

・葉柄が垂れても光合成を行うため、支柱で支え休眠期まで自然に枯れるまで放置する。・風通しを良くし、ハダニなどの害虫発生を防ぐ。・肥料は生育期にしっかり与え、球根の肥大と葉数増加を促す。

月別の管理カレンダー

1年を通したカラジウム(カラジューム)の作業の目安です。地域や生育環境によって 前後します。月をえらぶと、その月に作業があるほかの植物も見られます。

  1. 1月〜2月特に作業なし
  2. 3月植えつけ、植え替え。休眠からの生育再開に合わせて、球根を植え付ける。土は水はけの良いものを使用。
  3. 4月植えつけ、植え替え、肥料(鉢植え・庭植え)。生育期の開始に合わせて、緩効性肥料や液体肥料を与える。
  4. 5月肥料(鉢植え・庭植え)、適度な水やり。生育が旺盛になるため、過湿に注意しつつ水分を十分に与える。
  5. 6月肥料(鉢植え・庭植え)、適度な遮光。直射日光を避け、半日陰の環境を保つことが望ましい。
  6. 7月肥料(鉢植え・庭植え)、適度な遮光と水やり。高温多湿に注意し、風通しを良くする。
  7. 8月肥料(鉢植え・庭植え)、適度な遮光と水やり。夏の暑さ対策として、直射日光を避ける。
  8. 9月水やりを徐々に減らし始める。生育が鈍るため肥料は控えめに。
  9. 10月水やり控えめ、球根の掘り上げ準備。寒冷地では霜が降りる前に球根を掘り上げる。
  10. 11月球根の掘り上げと保存(寒冷地の場合)。暖地では室内に取り込み管理。休眠期の管理に入る。
  11. 12月特に作業なし

くわしい情報

栽培情報は発信元によって前提が異なります。国内・海外それぞれの 情報を、出典を明示したまま分けて掲載しています。

国内の栽培情報

栽培方法

項目詳細
種まき時期春に植え付けるのが基本。
種まき方法球根から育てる場合は、球根の頭が土から少し出る程度に植え付ける。鉢植えの場合は水はけの良い土を使用し、鉢底に鉢底石を敷く。
水やり生育期(春~夏)は土の表面が乾いたらたっぷりと水やり。冬は水やりを控えめにする。
肥料生育期に液体肥料を2週間に1回程度与え、元肥として緩効性肥料を植え付け時に混ぜ込む。冬は肥料を与えない。
剪定枯れた葉や傷んだ葉は早めに取り除き、葉が混み合った場合は適宜間引く。

栽培環境

項目詳細
日当たり明るい日陰が適している。直射日光に当てると葉色が鮮やかになるが、強い直射日光は葉焼けの原因となる。
土壌水はけの良い肥沃な土壌を好む。市販の観葉植物用培養土にパーライトや軽石を混ぜて排水性を高める。
温度生育適温は20~30℃程度。10℃以下になると生育が鈍り、5℃以下では休眠状態に入る。
置き場所冬は室内の暖かい場所で管理し、寒さに当てない。

季節管理

季節管理内容
春球根を植え付ける。生育期に入るため水やりや肥料を与える。
夏水やりをたっぷり行い、液体肥料を与える。
秋水やりや肥料の頻度を減らし、葉の手入れを行う。
冬水やりを控えめにし、室内の暖かい場所で管理する。

注意点・トラブル対処

項目詳細
注意点強い直射日光に当てると葉が焼けて茶色くなるため、遮光や明るい日陰で管理する。
トラブル対処過湿による根腐れが起こりやすいので、水はけの良い土と鉢を使い、水やりは土の乾燥を確認してから行う。
コツ日照や温度の急激な変化は葉の傷みや落葉を招くため、置き場所の変更は徐々に行う。

このまとめの出典

海外の栽培情報

海外の資料をもとにした情報です。気候・品種・栽培目的が 日本国内と異なる場合があるため、上の国内情報とあわせて ご確認ください。

栽培方法

項目詳細
植え付け時期USDA耐寒ゾーン8および9では春、寒冷地では室内で早めにスタート
植え付け方法健康な球根を選び、芽を上向きにして土中約5cmの深さに植え、30〜45cm間隔で植える
水やり頻度生育期は週に1〜2回、土壌を常に適度に湿らせる
水やり方法根域が十分に湿る程度に水を与え、表土1インチがやや乾く程度に調整
施肥時期植え付け時と生育期に4〜6週間ごとに追肥
施肥方法N-P-K比率が10-10-10の緩効性肥料または葉物植物用の肥料を使用
剪定時期生育期を通じて枯れた葉や黄色くなった葉を取り除く
剪定方法清潔で鋭利なはさみや剪定ばさみを使い、球根近くの基部から葉を切り取る

栽培環境

項目詳細
日光半日陰から日陰を好み、午前中の日光と午後の陰が理想的
土壌排水性が良く、有機物に富み、やや酸性から中性のpH(約6.0〜7.0)
温度最適な生育温度は21〜29℃(70〜85°F)
湿度高湿度環境は葉の生育を促進

季節管理

季節管理内容
春霜の危険が過ぎてから球根を植え、定期的な水やりと施肥を開始
夏湿度と日陰を保ち、害虫や病気の発生を監視
秋気温が下がり葉が枯れ始めたら水やりを減らし、葉が自然に黄変するのを待つ
冬寒冷地では葉が枯れた後に球根を掘り上げ、乾燥させてから涼しく乾燥した場所で保存

注意点・トラブル対処

項目詳細
病害虫良好な空気循環を確保
注意点過度な剪定は光合成能力を低下させるため、損傷や病気のある葉のみを取り除くようにする

このまとめの出典

出典

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